花火も旅も気のむくままに
- 亀成園長 まぁちゃん
- 2017年8月17日
- 読了時間: 3分
夏休みの旅行&帰省ラッシュも落ち着いた頃でしょうか。田舎であるこの地域は急に人が増えて車も増えて、いつもより運転が怖かったです。遥々ここに帰れる人が羨ましいほど私はここが好きなので、珍しい混雑は歓迎すべき事態ですが。ここに縁のある人々が楽しい夏の思い出を増やしてくれたことをニンマリ願います。
生涯旅人を決め込んでいたはずなのに、移住後はすっかり腰が重くなってしまいました。今年に入ってからは一度も一泊もしてないような気がします。いつだって日常を飛び出して旅に出ないと落ち着かなかったあの気持ちはどこに行ってしまったのでしょう。いろいろと暮らしの不足が落ち着いてきたら、またそわそわして出かけずにはいられなくなるのかもしれませんが、毎日畑で発見、庭で発見、川で発見の日々では腰を入れて旅を計画する気にもなれず、日常を拾うので精一杯です。あとは飼い犬と鶏を気にしてしまい、ますます腰が重くて、自分の脱出は後回しです。子供が赤ちゃんの時でも、旅は経験、親子のチャレンジと豪語してやまなかったのに、犬や鶏となるとなるべく彼らのいつもの暮らしを守ってあげたいとあっさり方針転換して居座るのですから、つくづくいい加減なものです。
近場でいいから一泊くらいキャンプをしようとの提案にすら乗っかかれなかったのは、近所で花火が上がるのと同じ日だったからであります。この飯高地域、小学校2校と中学校1校だけの少数の地なのにも関わらず、夏祭りが4日にわたり、6箇所で行われます。下流から上流にだんだん場所を移していき、運営は各地元の有志でまかなわれているようです。どのお祭りもステージあり屋台あり盆踊りあり花火ありで、立派なお祭りなわりにやっぱり人は少ないので選民意識がくすぐられる反面、 盆踊りがイマイチわからない身には参加したいけどしてるけど、恥ずかしさの強い場になります。不安のない踊り手っていいですね。ずっとお祭りが続いてベテランのお手本の踊り手になりたいものです。

それはそうと、花火もわりと豪華というか満足感たっぷりにやってもらえるので、居ながらにして日本の夏に浸れてなによりですが、もしかして犬と鶏が怖がるかもとずっと心配しておりました。耳の良い犬のこと、山々に響く花火の音はどんなに強烈か、目の良くない鶏のこと、何が起こっているかもわからず怯えても無理はありません。というわけで、縁側で犬をなでながらの花火観賞となりました。鶏たちは小屋におりますが、すぐに駆けつけられるように、後で慰さめられるように。旦那さんには「過保護やなぁ」と当然あきれ返られるわけですが、「過干渉はあかんけど過保護はいいねん」と教育ママ知識を武器にひるみません。
結果、犬は平気、鶏はそこそこ怖がりながらも騒ぎ立てることもなく、怖がっていたのは下の娘だけという、なんとも平和な夜でした。連日の花火も美しく弾け終わり、ちょっと夜が早くなってきましたね。
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