いちばん美味しい梅干しでした
- 亀成園長 まぁちゃん
- 4月15日
- 読了時間: 3分
ゲストハウス亀成園は晩御飯はなく、朝ご飯素材だけお渡しするB&B(ベッドアンドブレックファースト)スタイルの宿です。正確にはベッドではなくお布団なのでF &Bですけどね。
朝食は由緒正しい和食を作ってもらうということで、
白米、新鮮卵、味噌玉(自作のお味噌汁の素)、自家製梅干し、自家製ゆかりふりかけ、その他季節のもの、をお渡ししています。
日本の方であろうと外国の方であろうとこのスタイルなので、お米がうまく炊けなかったり海藻たっぷりのお味噌汁がお口に合わなかったりということはよくありますが、それもまた良い経験になるだろうと感想はお客様にお任せしています。

大体において、
・お米(地域産)がおいしかった!
・お味噌汁(飯高のとっとき味噌)が最高!
・卵がおいしくてびっくりした!
という声を頂きまして、ありがたい限りです。
まあ、地域のお米と味噌、亀成園の卵という私が絶対的に信頼している素材なので間違い無いだろうとは思うものの、人には好みもありますからね。そうだろ、そうだろと納得しつつ、ありがたく嬉しい声を受け止めております。

そしてチャレンジは梅干しですよ。
これは亀成園母(私)が梅の木があるこの家に来てからずっと欠かさずこしらえているもので、毎夏できるだけ仕込んで、見目の良いものをお客様に出しているのです。
うちで採れた梅と塩、呼水だけで仕込む梅干しです。
塩の量は一応目安はあるものの、なんというかわりと目分量で、干すタイミングもできる時に、といういい加減さなのですが、なぜだか良い仕上がりになります。
とはいえしょっぱい梅干しは日本の方でも苦手な人はとことんダメなもので、それでも全然構わないのですが、時々ハマってくれる人がいるとくすぐったく嬉しいものです。
昨年度お泊まり頂いたオランダの方は、うちで初めて食べた梅干しがあんまり気に入って、道の駅でお土産に買ったけど、その日のうちに食べてしまったと。血圧が心配にはなりますが、日本の田舎に来て頂いてとても良かったです。
先日泊まってくれたやはりオランダの方は、6週間日本を旅してて梅干しも好きだけど
「ここの梅干しが一番美味しい」と。
いやぁ、鼻の穴が膨らむ想いですね。ありがたく受け止めました。
梅の木はあちこちにありますが、実が豊作か不作かはお天気次第です。あり過ぎて使いきれない時もあれば、足らなくてびっくりすることもあります。仕込めば必ず成功するとも限りませんが、上手にやれば常温でずっと長持ちする梅干し作りは、これからも続けていきますし、密かなファンを増やしていきたい願望の一つでもあります。
春の花が散り、新緑が増えてそのあと、梅の実が膨らんでいくのを楽しみにしています。
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